イタリア歌の本

フーゴー・ヴォルフ

FMC-5033

メゾ・ソプラノ
三井ツヤ子
テノール
手島孝教
ピアノ
舟橋美穂
監修
蔵田裕行
訳詞
喜多尾道冬

¥3,080 (税込)

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収録曲

  1. ちいさなものでも私たちをうっとりさせりようなものがあるわ
  2. さあ、ブロンドのおつむをあげて、眠ってはだめよ
  3. わたしたち二人は長い間むっつり黙り込んでいました
  4. 祝福あれ、この世を創られた方に
  5. あなたはほそおい一本の糸で私を釣りあげ
  6. あなたはこの世のだれより美しい
  7. うわさによると、遠いところへ旅立たれるそうですね
  8. おまえの魅力すべてがあますところなく描き出され
  9. わたしのいい人はとても小さくて、腰も屈めずに
  10. おい兄弟よ、ひとつ世を捨てて坊主にでもなるか
  11. どんなに長い間わたしたちは待ち望んでいたことでしょう
  12. セレナーデを奏でるためにわたしはやって来ました
  13. いけませんわ、若いお方、そんな風になさったりしては
  14. めくらの人たちはいいなあ
  15. 戦地におでかけの若い兵士さんたち
  16. 月は言うに言われぬ苦しみを口に出し
  17. だれがあなたを呼んだの?だれがそうしろと言ったの?
  18. いい気なもんだね、きれいな娘さん
  19. うわさではあなたのお母さんが反対だっていうことね
  20. さあ、もう仲直りしようよ、いとしいひと
  21. わたしのいい人が月あかりのうちの前でうたっている
  22. おまえの恋人に焦がれ死ぬような思いをさせたいなら
  23. きのうの晩、わたしが真夜中ごろ目を覚ましたとき
  24. きみが朝早く寝床から起き出すと
  25. やんごとないあなたの御身分のことはよくわかっていますわ
  26. あなたの亡くなったお母さんに幸あらんことを
  27. すてきだわみどりの色って、またその服を着ているひとも
  28. きみがぼくをちらりと見て、そしてくすくす笑い
  29. ああ、あなたのお家がガラスのように透けて見えたら
  30. どんな歌をおまえにうたってあげたらいいのだろう
  31. もしあなたが天国に召されるようなことがあれば
  32. ぼくが死んだら、体を花でいっぱいに覆っておくれ
  33. いろんなひとがわたしに言ったことによると
  34. わたしはもう乾いたパンを食べることはないでしょう
  35. もうこれ以上うたいつづけられない、だって風が
  36. ちょっと黙ったらどお、しつこいおしゃべり屋さん
  37. どうしてぼくが陽気に笑ったりしていられよう
  38. わたしが貴族の出でもないくせになんて言うのね
  39. やっとのことで疲れた体をベッドに横たえたと思ったら
  40. わたしの恋人がわたしを食事に招んでくれたの
  41. ああ、おもえは知っているか、ぼくはおまえのために
  42. なにをそんなにかっかと怒っているの、いとしい人
  43. きみを愛するあまり、ずいぶんと時間を無駄にしてしまった
  44. 奈落があのひとの住む小屋を呑み込むがいい
  45. あんなにもったいぶった女は、好きなようにさせておくさ
  46. ペンナに私のいいひとがいる

演奏家

三井ツヤ子(メゾ・ソプラノ)
京都市立芸術大学音楽学部声楽科卒業、読売新人演奏会に出演。
京都市音楽協会賞受賞。NHKオーディション合格。
学生時代、植田治男、佐々木成子各氏に師事。
1975年、ウィーン国立音楽大学リート・オラトリオ科に入学。
故エリック・ヴェルバ、故アリーン・オジェー各氏に師事。
帰国後、教職に復帰した後、師アリーン・オジェー氏の要請を受け、彼女のアシスタントとして1978年渡独。
以来1986年迄、フランクフルト国立音楽大学、及びカールスルーエ国立音楽大学の声楽講師として教鞭を執る傍ら、ドイツを中心に演奏活動を続けてきた。
1984年、東京に於て、ヘルムート・リリング指揮、シュトゥットガルト・バッハ特別演奏会では、アルト・ソロを歌った。
1993年モーツァルト協会主催、シューベルト「冬の旅」全曲演奏会に出演。
NHKのラジオやテレビ放送に出演。
リーダー・アーベントをはじめオラトリオのソリストとして活躍中。
1984年、85年、シュトゥットガルトにおけるバッハ夏期講習の講師を務め、1987年には、シュパイヤーで声楽講習を、そして1995年、97年にはマタイザー夏期講習のマスタークラスにおいて声楽講師として招聘され、リサイタルとも併せ大好評を博した。
尚、1999年も再びドイツマタイザー夏期講習の講師を務める予定である。
京都市立芸術大学教授 同志社女子大学音楽学部嘱託講師 関西二期会会員 シューベルト協会理事 
手島孝教(テノール)
1969年武蔵野音楽大学卒業。翌年同大学専攻科修了。
1974年よりウィーンに留学。
1977年リート・オラトリオ科を最優秀で、また翌年発声科とオペラ科を卒業。
トウルーズ・ワーグナー音楽祭に出演し、テアター・アン・デア・ウイーンと契約。
1980年独プフォルツハイム市立劇場と専属契約。
同劇場に於いて、「セヴィリアの理髪師」のアルマヴィーヴァ伯爵役でデビューし、劇場外でもオラトリオをはじめ、リートの演奏会にも各地で出演。
1976年ヴォルフコンクール入選、1977年シューマンコンクール第5位入賞、1978年シューベルト・ヴォルフコンクール入選。
1984年6月帰国。東京ゾリステン定期演奏会、大阪フィルハーモニー交響楽団定期演奏会等に出演。
1987年イイノホールでの“美しき水車小屋の娘”公演は好評を博し、NHK・FMで放送された。
続いて1988年同イイノホールで“詩人の恋”、1989年東京文化会館小ホールで“白鳥の歌”、1990年東京文化会館小ホールで“冬の旅”、以後毎年リサイタルを開催。
R.リッチ、川村英司、I.ラプフ、K.H.トゥットナー、C.メラー、故E.ヴェルバの各氏に師事。
京都市立芸術大学助教授 二期会会員 日本フーゴー・ヴォルフ協会同人 日本シューベルト協会会員 
舟橋美穂(ピアノ)
京都市立芸術大学音楽学部ピアノ科卒業。
1983年より、アメリカのコネチカット州ニューヘブンにて、アンサンブルピアニストとして主にエール大学大学院音楽家の講師などのリサイタルやコンクールの伴奏、室内楽で活躍し、高い評価を受けた。
1990年に帰国。これまでピアノソロだけでなく、2台のピアノによる演奏会、NHK交響楽団メンバーとの度重なる共演のほか、声楽・器楽のリサイタル、NHK-FM放送の伴奏など多数の演奏会に出演し、アンサンブルピアニストとしての活躍はめざましく、そのレパートリーは幅広く多彩である。
また1997年より、「サウンド・プリズム」と銘打ったピアノアンサンブルシリーズを主催して、ピアノの様々な可能性を探っている。
椿久美子、元濱綏子、岩崎淑、平井丈二郎、ワード・ダヴィニーの諸氏に師事。
リート伴奏においては、長く佐々木成子氏のもとで研鑽を積み、ライナー・ホフマン師にも師事。
滋賀県立石山高等学校音楽科、京都文教短期大学非常勤講師。